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10月 19 2011

生きがいの探求 出口日出麿 著

淋しいでしょう 辛いでしょう
しかし辛抱してください
もう少しです
明けぬ闇はなく
尽きぬ冬はありません
歯を食いしばってでも
土にかじりついてでも
どうなりこうなり峠を越えてください
”ああだめだ”などとはけっして言わぬことです
東でゆきづまったら西へまわりなさい
南がふさがったら北へお逃げなさい
東西南北みなだめでしたら
しばらくそこで臥(ね)ていてください


「ああ、もうだめかな」と時々くじけてしまいそうになる僕はこの言葉に涙が出そうになりました・・・・

歳とってくると、朝早く起きることが多くなります。
そして、もともと深夜ラジオ世代で、今もラジオ(もちろんAMラジオ)好きの僕は早朝のラジオ番組を聴く事があります。

早朝の番組は「宗教」や「浪曲」がよくやってます。
昔は、そんなのってお年寄りの聴くものだと思ってました。
「宗教」はわからないけど、「浪曲」は実際、聴いている方はお年寄りが中心みたいです。
浪曲も聴いてみれば、今はすっかり影をひそめてしまった「人情話」で聴けない事もないなと思ったりもします。

それはさて置き「宗教」の放送は宗教好きの僕(^_^)は、種類、宗派に関係なくよく聴きます。
それでも表現の仕方が好きじゃなかったり、押し付けがましさが見えるような放送は嫌いですが。
その早朝の「大本」のラジオ放送で知ったのがこの本です。

 

やっと本題ですが、この本「生きがいの探求」は著者 出口日出麿さんが「大本(おおもと)」という神道の宗派に入信された当時に書かれたそうです。
内容は、当時まだ旧姓、高見元男だった頃、入信時22歳頃から結婚時31歳頃までに感じ考えたことをノートに書き留めたものをご家族が書籍にされたものだそうです。
もう少し正確に言うとそのノートから、いくつかの段階を経て「信仰覚書 全8巻」が出版され、そこからのダイジェスト版がこの「生きがいの探求」を含む「生きがいシリーズ全3巻」が出版されました。

出口日出麿さんは京都大学文学部中退だそうですが、いくら頭が良いとはいえ20代の若者、まだまだ人生経験は浅いはず。
なのに、こんな内容の事を考えているなんて何て凄い人が世の中にはいるものだとつくづく関心させられます。

本を読んでみると、「なるほど、そうだね」と思う考え方が書かれています。
内容的に「大本では」とか、特定の宗教のことを書いているわけではなく、一部宗教的ですが、大方一般的な人生論的な内容です。
ただし、「霊界」という言葉がでてくるのは、無宗教や宗教嫌いの人には抵抗のある言葉だとは思います。
僕自身はニュートラルで「霊界」は、「そういう考え方もあるのか」くらいに考えています。
もしかしたら「霊界」は人の心の中にあるものかもしれません。

人生苦しい時に読めば、解決はしないまでも心の励みになるでしょう。
最後にもう一度、冒頭に載せた著書からの言葉を全文で載せておきます。


淋しいでしょう 辛いでしょう
しかし辛抱してください
もう少しです
明けぬ闇はなく
尽きぬ冬はありません
歯を食いしばってでも
土にかじりついてでも
どうなりこうなり峠を越えてください
”ああだめだ”などとはけっして言わぬことです
東でゆきづまったら西へまわりなさい
南がふさがったら北へお逃げなさい
東西南北みなだめでしたら
しばらくそこで臥(ね)ていてください

天地は毎日かわる
晴れくもり寒くあたたかく
日が出たり月が出たり
闇になったり朝がきたり
ゆきづまったままの状態が
永久につづくかのように思いなさるな

淋しいときは祈りなさい
辛いときはお願いなさい
神よりほかに真の杖も柱もありません
あなたもお祈りなさい
私も祈ります

ああ主よ
わが心の闇を開かしめたまえ
負えるめぐりを
いと小さき型においてすあさせたまえ
身も心もあなたのものでございます
知恵をあさく心弱きわれわれに
光と力をあたえたまえ

(出口日出麿著「生きがいの探求」)より


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